ai~ずRoom
映画の鑑賞とトールペインティングの作品の記録。 そしてささやかな日常日記。
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「樹の海」
あらすじ…樹海に捨てられ、奇跡的にも生還する男・朝倉(萩原聖人)。彼は暴力団に暴力団組織に唆されて5億円もの公金を横領、口封じのために殺されて、ここに遺棄されたのだ。
また、郊外の駅売店の店員、手島映子(井川遥)は、2年前ストーカー行為のために都市銀行本店勤務というキャリアを失っていた。
チンピラのタツヤ(池内博之)は、樹海の中からSOSを受けてその地に足を踏み入れる。
そして、樹海とは最もかけ離れた場所で、普通の生活を営むサラリーマン・山田(津田寛治)は探偵・三枝(塩見三省)に呼び出されて新橋駅で待ち合わせていた。


2004年度東京国際映画祭一日本映画・ある視点部門一作品賞・特別賞受賞作品です。

富十山麓・青木ヶ原樹海を舞台としたこの作品、死と向かいあった人物達の話ではあります。
けれど、それぞれのエピソードで彼らが死と向きあう形はさまざま。
自分自身が死のうとする者、殺されそうになる者、助けるために樹海に入った者、そして探偵としてそこに足を踏み入れた者。
彼らが一様に死を目指して樹海に入ったわけではないという所が興味深いです。

特に探偵三枝においては、その場所で自殺をした者の供養の為に訪れただけであって、彼のエピソードは殆ど居酒屋の中で展開されるという意外なものです。
けれど、一人の女性の樹海での死が背景にあり、彼女の事を話し合い、いづれ、まったく無関係だと思えるサラリーマンがその女性の「生きていた証し」を得ようとする・・この流れがテーマの重さとは裏腹に、爽やかな空気を残しさえしました。

借金取立て屋のタツヤは自分の取り立て対象の女を見つけ出す為に樹海に入り、その道のりで初めて自分の内面と向き合うことになりました。
駅の売店員手島は、死ぬ道具として持って来たネクタイから、女子学生に救いの手を差し延べたサラリーマンを思い出し、そんな些細な出来事から死の生還の糸口を見つけ出すのです。

5億円の横領男も、死を止めることなく、その結果死んでいった<田中さん>のそばで「生」と向き合うことになります。

そう・・。死に場所の樹海を舞台にしながらもこの作品は
生きる事を見つめた作品。
それが「死」と密着した話ながらも重々しさがない理由だと思います。
観た後に気持ちが軽くなるのですから。

好きなエピソードは<探偵とサラリーマン>なのですが、
駅の売店員に扮した井川遙も良かったです。

<消費者金融の貼紙><新聞><りんご><ネクタイ>
と、小道具が切れ味よく使われているのも印象的で、
それらが適度にエピソードにリンクしているのがいい隠し味になっていました。

深く味わいのある仕上がりの作品です。

20060416182828.jpg



公式サイト  http://www.bitters.co.jp/kinoumi/
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この記事に対するコメント

1本の作品をじっくり観るのもいいですが、オムニバス的な作品もいろんな見方ができて、観てるこちらの想像力も膨らむので、この作品もそういった意味で評価に値する映画になっていますね。
【2006/04/16 22:06】 URL | 二純 #- [ 編集]


始めオムニバスだと知らずに観ていました。エピソードごとにしっかりした物になっていて見応えがありました。そこに行きつく人生の歯車の悲しみと「生き直し」。表現が上手くて原作の良さがきっと損なわれていないだろうと思えました。
【2006/04/16 22:45】 URL | ai #- [ 編集]

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