ai~ずRoom
映画の鑑賞とトールペインティングの作品の記録。 そしてささやかな日常日記。
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「クラッシュ」
あらすじ…ロサンゼルス。ハイウェイで一件の自動車事故が起きた。そこで黒人警官グラハム(ドン・チードル)は偶然現場脇で行われていた若者の死体捜査に釘付けになった。それからさかのぼる事36時間・・・ペルシャ人の雑貨店主人は護身用の銃を購入し、アフリカ系黒人の若い2人は白人夫婦の車を強奪。人種差別主義者の白人警官は、裕福な黒人夫婦の車を止めて尋問をするのだった。

感情を揺さぶられると言う表現があるけれど本作はまさにそういうものでした。
クラッシュ・・車の衝突事故に始まり、車の衝突事故で終わるこの作品。予備知識がないとカーアクション系と間違えてしまうかもしれません。実際は人間同士の衝突をクラッシュに重ね合わせたタイトルです。
このタイトルの意味は深く、そしてなんとも端的に言い得ています。

印象深いのが人種差別主義者の白人警官。
黒人を見下して優位に立っているように見えますが一方で、医療機関の黒人女性から父親の入院を拒否されて冷たくあしらわれるのです。
尋問にかこつけて女の身体をまさぐる嫌なヤツなのに、父親の介護に献身的な良き息子でもある。
そして炎上した車から救い出した女性は・・・・。

黒人警官グラハムは母親思いなのだけれど、薬物中毒の母親は警官のグラハムではなくクスリの「買い物」をしてきてくれるチンピラのグラハムの弟を溺愛しているという皮肉。

誰もが何かに怒りをもってくすぶっている感情を、ちょっとした「クラッシュ」がきっかけとなって表に出てくる。それは何も特別な事じゃなくて自分の中にある「表」と「裏」に気付かないだけのことだと物語っています。
自分をそんな風に見つめる事ができる人間など何処をさがしてもいないのだけれど、他人を介してそれに気づかされてしまった時はなんとも酷な現実となって己に降りかかるもの。
多くの登場人物のこの「表」と「裏」が他人との絡みで見えてくる・・これがこの作品の見所です。

脚本は緻密で、人物達が絶妙に点と点で繋がっています。
この作品が小説を元に製作されたものではなく、映画の為に最初から練られた脚本だと言う点に注目したいです。
「ミリオンダラー・ベイビー」ではじめて映画脚本を手がけたと言うポール・ハギンスが脚本・製作・監督として「クラッシュ」を生み出しました。
元の小説があって映画化された場合、描ききれない部分もあったりして
満足に至らない作品が多々あるなかで、
「ミリオンダラー・ベイビー」といい「クラッシュ」といい、映画の為の脚本が書かれ、観客を惹き付ける作品を送り出した事の意味は大きいと思います。
有名な著書に甘んじない、プロットが全てと言える作品を一から作り出す事には非常に多くの困難があることは言わずと知れた事ですが。

本年度アカデミー賞に6部門ノミネートされている本作。
感動だけではない、人種差別の問題定義だけでもない多くのことを感じさせてくれる秀逸な大人の作品として、見逃す手は無いと思います。

20060302215103.jpg



公式サイト  http://www.crash-movie.jp/
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この記事に対するコメント
こんにちは
http://jump.sagasu.in/goto/blog-ranking/で紹介されていたので見にきました。また見にきますネ。
【2006/03/03 00:26】 URL | POPPO #- [ 編集]


この映画は、差別加害者の心の歪みと被害者の心の痛みを観る者に突きつけながらも、人を愛すること、信頼すること、優しく接することを訴えてくる。人と触れ合うことを望みながらも衝突してまう人々の悲痛な叫びに心を打たれました。脚本が素晴らしい。オスカーの作品賞が無理でも脚本賞を獲りそうな気配です。
【2006/03/03 17:31】 URL | ニ純 #- [ 編集]

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★「クラッシュ」

2/11劇場公開の「クラッシュ」を初日ナイトショウで見てきました。結構知ってる人が出てるから楽しみだった。アカデミー賞にも6部門ノミネートされてるし・・・。 ひらりん的映画ブログ【2006/03/02 23:11】

クラッシュ CRASH

サンドラ・ブロック、ドン・チードル、マット・ディロン ジェニファー・エスポジート 主演豪華な出演者達が織り成す群像劇人種るつぼのロサンゼルス 白人・アフリカ系・ヒスパニック・アラブ系・東洋人色々な人種が暮らしています そこでの人種差別を真正面から描いた映画 travelyuu とらべるゆう MOVIE【2006/03/03 00:11】

クラッシュ

CRASH、脚本・監督=ポール・ハギス。僕の中では、ロバート・アルトマン監督の『ショート・カッツ』を超える群像劇は未だに現われていない。本作では『ミリオンダラー・ベイビー』の脚本で脚光を浴びたポール・ハギスが、ロスアンジェルスに生きる人たちの人生の断片を交差 ようこそ劇場へ!【2006/03/04 14:24】
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