ai~ずRoom
映画の鑑賞とトールペインティングの作品の記録。 そしてささやかな日常日記。
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  • 映画大好き♪
    特にサスペンス、ホラーが好みですが、社会派、戦争物、感動物、ジャンルは問いません。
    旧作、新作に関わらずいい作品と出逢いたくアンテナ張っています。
    お気に入りの一本、是非是非教えてください。

    映画の話で盛り上がりましょう~♪


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「手紙」
犯罪を犯した家族の弟と言う事で何度となく差別を受け苦悩する青年の
挫折と再生の物語です。

詳しいあらすじはこちらで⇒手紙 - goo 映画


弟の大学進学の為に切羽詰って強盗に入り、謝って住人を殺害してしまった兄。無期懲役で服役する兄にせめてもの自責の念で手紙を書き続ける弟。
けれど、住む場所も仕事も恋愛も・・・そして夢までも兄の罪が原因でダメになってしまい、兄のせいだと手紙をやめる事で自ら兄との関係を断ち切ろうとします。
けれどそれで心が慰められるものではなく・・・

自分が犯した罪では無いのにどうしてそこまで苦しめられなければならないのか・・・
「危険なものから自分を遠ざけようとするのは理にかなった行動なのだ」
「犯罪を犯したものは服役した事で自分はらくになれるかもしれない。
けれど家族はずっと社会の中で苦悩する・・罪を犯すと言う事はそこまで考えなければいけない事なのだ。」
と会社の上司が言います。
加害者の家族にとってはなんとも重く、そして悲しい言葉です。
けれどそれが世間の真の姿です。

服役して罪が消えるものではないのです。
それは自分の家族にたいしてもそうだし、被害者家族に対してもそうです。
罪はずっと『双方の家族を傷つけ続ける』のです。

弟の直貴を陰で支える女性はこんな女性がいるのか!という程心の美しく強い人。彼女がいなければ直貴は新たな道を歩き出す事が出来なかったでしょう。

山田孝之は安心して見ていられましたが、何より兄役の玉山鉄二の演技に目を引きつけられます。
彼の演技に涙が溢れました。

実際の被害者家族にとってはとてもこんなきれいごとでは済ます事は出来ないと思うし、決して終わりに出来るものでは無いと思いますが、
兄と弟を繋ぐものが手紙であり、引き離すものも、そしてまた誰かの手によって結ばれたきっかけも手紙というところに
この「手紙」というキーワードの重みを感じました。

ラストが少しボケた感がありますが、感動しました。

20061028212619.jpg


公式サイト  http://www.tegami-movie.jp/

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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

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「父親たちの星条旗」
戦争映画と言うのは、必ず自国を主眼として描かれるものですが、今回クリント・イーストウッド氏は同じ大戦を両国それぞれの国の視点から描き、2部作として監督しました。
それが他に類を観ない試みとしてとても興味を持った所です。
太平洋戦争・・硫黄島での戦い。同じ地で祖国を想い若い命を投げ出した戦士たち。
彼らが背負って戦ったものは一体なんだったのか・・・
彼らの役割となんだったのか・・・
とても深く考えさせられる作品です。

詳しいあらすじはこちらで⇒父親たちの星条旗 - goo 映画


今から61年前の“硫黄島の戦い”。アメリカが勝利を得たものの、唯一アメリカ兵の死者が日本兵のそれを上回った激闘の地だそうです。

山の頂上に星条旗を掲げた6人の写真。
熱狂した祖国に戻るように指示され生きて戻ったのはそのうちの3人。英雄と崇め立てられるのですが、そこには国の大きな策略がありました。

戦争に勝つのも負けるのも金次第という構図が見えてきます。
お金を集めるには「勝利」のイメージを作りあげることが必要・・そんな事すら戦略なのだと嫌が上にも思い知らされます。

封印された写真の真実     英雄になることより同じ地で戦友と戦いたいというそんな純粋な想いにさえ政治は水をさしてしまうのです。
国の為に命を投げ出しても自国ではインディアンとして蔑視され、
英雄と称えられても戦争が終われば遊び飽きた道具のように見向きもされない。
3人はただただ、自責の念にさいなまれ後ろの物音に怯えながら前を向いて作り笑いをするしかなかったのが悲しいです。

フラッシュバックのさせ方がうまいですね。
華々しい現状に身をおきながらもいつも付き纏う戦場の暗い陰を感じました。
あえて死体の惨状を包み隠さずそのまま見せ、戦争のむごさを痛烈に視覚に訴えて来ます。
確かに戦争と言うものの残酷さから目をそむけてはいけないし、残酷な映像で目をそむけたくなる人もいるとは思いますがとても大切なシーンだと思いました。
生きて帰ってきた戦士がそんな惨状を目の当たりにしている事の重荷を家族でさえもぬぐう事は出来ないでしょう。

息子が父の遺品を調べていて初めて真実を知るという設定になっていてそれがタイトルになっています。

若くして自国の為に命を捧げたのはアメリカ兵も日本兵も同じ。
どちらが悪という捕らえ方ではなく、多くの命が国に翻弄されたという共通点をもって描かれていると感じます。
こういう作品はみなそうですが面白いと表現するものではありません。
観る事でその時に生きた人達の生き様を知り、その悲劇を繰り返さないと心に誓う・・それが戦争映画の本質だと思います。
とても深く考えさせられる作品です。

次作は日本からの視点「硫黄島からの手紙」。
早く観たいです。

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テーマ:公開予定前の映画 - ジャンル:映画

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「リトル・ランナー」
大事な母を失いたくない・・そのひたむきな想いだけでボストンマラソンを走り抜けた14歳の少年。
彼が願い求めてやまなかった「奇跡」とは・・・

詳しいあらすじはこちらで⇒リトル・ランナー - goo 映画


決して優等生じゃないラルフ。のぞきもすれば、たばこも吸う・・・
厳しい規則でしばられるとちょっと道を外れたくなる、14歳という年頃。
彼はまた問題を起こして校長室に呼ばれ罰則を与えられます。
それがクロスカントリー・・いわゆるマラソンをすることでした。
まったく走った事無い彼が「母が昏睡から目覚めるには奇跡を起こすしかない」とボストン・マラソンで優勝する事に全てを賭けます。

クラスでは浮き気味だけれど目標に向かってひたむきに頑張る主人公。親友の協力。邪魔をする大きな力。そこに応援者の出現・・正統派の感動ムービーです。
目新しいものが目だってあるわけでは無いのですが、
熱いものが胸に込みあげてきました。
『努力の先にこそ道は開ける』という精神、そして『母への深い愛情』というテーマは普遍的であり、そこにある純粋な想いに誰もが共感出来るからでしょう。

「奇跡」・・・
どうやってみても成し得る事は無理だと思われる事が起こる事。

少年にとって「奇跡」という言葉がとても神聖なものとして心に刻まれ、「奇跡」を自ら起こそうとするわけですが、
ボストン・マラソンで優勝=母の目覚め
という構図でこの作品が作られているわけじゃない事にあたし達は気付かないといけません。
その構図は14歳の少年が想い描いた幼い構図に過ぎないのです。

ゴール直前、周囲の者は「奇跡が起こって欲しいから」とラルフを応援したんでは無いと思います。
彼があれだけ努力したから・・ラルフが勝つ事を真っ直ぐに信じていたから・・だから優勝して欲しいと望んだはずです。
努力する、その先に報いがあって欲しい・・その構図を誰もが描いていたんだと思うのです・・。

彼の起こそうとした奇跡は周囲に「変革」をももたらします。
「その先に何があるのかわからなくても飛び込める勇気」・・
踏み出せなかった一歩を踏み出す勇気を彼らに与えたのですよね。
ラルフのひたむきな「奇跡」を信じる想いが、周囲の彼らの心の中に一つの「奇跡」を起こした・・とも言えるのでは無いでしょうか。

自然体で演じたアダム・ブッチャーがいいです。
最初はか細く貧弱な少年が、後半に入って身体付きも顔つきも変わってくるんです。しっかりしたりりしい顔つきに。
成長の姿をしっかりと表現した彼の演技に拍手です。

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公式サイト  http://c.gyao.jp/movie/little-runner/index.html

テーマ:映画 - ジャンル:映画

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「16ブロック」
あらすじはこちらで⇒16ブロック - goo 映画


ブルース・ウィルスの久々のアクション作品ですね。
「シン・シティ」で老齢の刑事を演じた彼が今回もどちらかと言えば窓際族的な老齢の役どころで登場。
最初に目に飛び込んできた彼のお腹がビールっ腹のように出ている様にはびっくりしましたが、「これはたぶん役づくり、本当は締まってるはず」と自分に言い聞かせてました(笑)

たまたま「アサルト13-要塞警察-」を観賞したばかりで
証人が口封じの為に狙われるというシチュエーションは似ていました。
法廷で10時に証言する為に送って行ってくれと頼まれた夜勤明けの巡査部長(サージ)モーズリー。たった16ブロック先の裁判所に囚人を送り届けるだけの事だったのに朝8時に出てからとんでもない2時間になってしまいます。

単純なアクション映画かなと予想していましたが、意外な真実が用意されていていました。
スカッと観るだけでも楽しめると思っていたのですが、
刑事が証人を守る為に独り悪徳警官たちに立ち向かう・・・それだけの単純なヒーロー作品じゃなかった点に魅力を感じました。

人間の本質は変えられるものなのか、
泥棒は泥棒のままで一生終わるしか無いのか?
悪に足を踏み入れてしまったらもう二度とそこから抜け出す事はできないのか?
バリバリのアクションでは無いけれど、
ハリウッドらしいパフォーマンスがあり、また人間の本質を問うというメッセージ性もあり、本人もまた老齢になりつつあるブルース・ウィルスの雰囲気をうまく引き出ししっかりした作品になっています。

その問いかけになぞられたラストのメッセージではちょっとホロリときちゃいました。

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公式サイト  http://www.sonypictures.jp/movies/16blocks/

テーマ:16ブロック - ジャンル:映画

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「アサルト13-要塞警察-」
あらすじはこちらで⇒アサルト13-要塞警察- - goo 映画


この作品が公開された時はあんまり惹かれるタイトルじゃなくてスルーしてしまいました。
話題性も乏しかったような・・。
けれど、観賞した方の感想を聞くとなかなか芯が1本通ったサスペンス・アクション作品だと高評価だったものでDVDがリリースされるのをじっと待っていたんです。

まず、冒頭から役柄が違っていて意表を突かれました!
イーサン・ホークとローレンス・フィッシュバーンの役柄はてっきり逆かと(^_^;)
これはしっかり狙ってましたね。イメージをうまく逆手にとっています。

ローニックの過去のトラウマを事件の流れに絡ませて作品を単純なアクションだけにしなかったのがまずは成功しています。

ただ誰が裏切り者とかは結構すぐに見透かす事ができてしまうことと、
仲間があっさりと死んでいってしまったのは残念。
ローニックのトラウマと大きな関係があるこの仲間達の死ですから、
もう少し濃厚に仲間を失っていくローニックの心情を切なく描いて欲しかったです。
そうすれば観ていてグッと切なくなるものがあったように思います。
もちろん、敵を前にしてなかなか殺されないのも現実味が無くなってしまいますが・・・
そもそもあのイケイケ女警官からしてもう現実味が無いんですから(笑)もうちょっとドラマチックにドキドキ感をあおって欲しい所でした。

長丁場の作品にせず、ポイントに絞って描いているから間延びは無くテンポはいいです。
その分、先にも揚げたドラマの部分で薄くなったのは残念です。

ローレンスは大物らしくどっしりとした雰囲気を醸し出していて存在感たっぷり。
イーサン・ホークもどこか壊れそうな危うさを出していて
主要2人がこの作品のグレードを上げていた事は間違い無いようです。
それだけに無意味なキャラを入れたりしないで(女警官のこと)とことん男のドラマにした方がもっと良かったですね。

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「タブロイド」
あらすじはこちらで⇒タブロイド - goo 映画


エクアドル、少年少女の連続暴行殺人事件が頻発していました。
双子の兄もまたそのえじきになった弟が、通りかかったビニシオの車にはねられます。
逃げるのかと間違えられたビニシオは、民衆からあまりにもむごい制裁を受け、さらに少年の父親の火を放たれるのです。

この場面はものすごい緊張を持って見入りました。
そして一部始終を追うカメラ。
この事件がこれからのストーリーの重要な部分だと言う事がよくわかります。

そしてビニシオが連続殺人犯ではないかと思いつつ、
スクープ欲、名声欲のためにその気持ちを押し殺しながら「真実の1時間」の番組で彼の無実を示し、自由の身にしようと奔走します。

ビニシオが連続殺人犯では無いかと疑いを持ちつつスクープを取るか、真実を求めるか・・
このマノロの葛藤が本作の見所です。
そしてマノロが犯した最大の誤算とは・・・

ラストに向かってグイグイと引っ張られました。
人気番組のもたらす影響を改めて感じます。
その番組で放送される事で得られるものまで見定めて練られた計画。
その落とし穴に気づいた時には・・・・

犯人探しがこの作品の本筋ではありません。
げんにうすうす犯人はわかります。
ただ、そうなのか?・・それともそこになにか裏があるのか?と迷わす手法がうまいと思いました。

人気番組の影響力、どの国でも同じだと思いますが、
受け手が如何に真実を見極めるのが難しいか、如何に簡単にその主張に呑まれてしまうか。。。サスペンスを楽しむだけでなくそんなことも考えさせられた作品でした。

見応えありました。

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公式サイト  http://www.tabloid-movie.jp/

テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

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「イルマーレ」
あらすじはこちらで⇒イルマーレ - goo 映画


ラブ・ストーリーはあまり観ない方だけど、これは観たくなったんですよね。
キアヌとサンドラの12年ぶりの共演と言うのも華を添えているけれど、やっぱり「時空を越えた愛」には惹かれるものがありました。

韓国版がオリジナルなのだという事は遅ればせながら前売りチケットを買った後に知りました。リメイクのこの「イルマーレ」を観賞するまでにオリジナルを観ようと思えば観れたけれど、まずは観ないでおいた方がいいと思いそのままでキアヌ・サンドラ版を観賞。

矛盾はたくさんあるのですが「時空を越えて」・・というそもそもの設定がファンタジーなので、ひとつひとつの部分に目くじらを立ててツッコミを入れても仕方無いかなという気はしました。
2年を隔てた時を越えて知り合った二人。
すれ違いがあり、逢えそうで逢えない・・。
でも逢おうと思ったら居場所は知っているのだから2004年でも逢いに行けるよな~とか、
ラストの矛盾とか・・・。

そういうことだったのか・・という悲しい事実で本当は終わってくれた方がまだスッキリと終わったし、泣けたかもしれません。

それでも悲恋のままで終わらずにハッピーエンドになったのはやっぱりホッとしてしまいました。
ありえない話なんだけど、こんな恋愛がしてみたいとあこがれを持って観てしまうからでしょう。

顔も知らない人に文通の手段だけで恋愛感情を抱く事って、
意外に現代ではあることの様な気がします。
顔が見えないから本心を語リ合い易い・・そして2人だけの感情を共有し合う。それは携帯やパソコンが普及している今、時空を越えてこそいないけれど「イルマーレ」の設定に似ている部分があります。
顔が見えないことそのものがファンタジックなんですよね。
だからこの作品は今の人達には受け入れられやすい設定だと言えましょう。

キアヌもサンドラも12年前の「スピード」の頃より老けたとは言え、
大人の落ち着きが出ていい意味で年を重ねたなって感じます。
どこか危なっかしいあの頃のラブ・ストーリーから大人のラブ・ストーリーを演じられるようになったのだなと。

ダンスをしながらのキスシーン、綺麗でした♪あそこが一番好き。

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公式サイト  http://wwws.warnerbros.co.jp/thelakehouse/

テーマ:イルマーレ(2006) - ジャンル:映画

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「エミリー・ローズ」
あらすじはこちらで⇒エミリー・ローズ - goo 映画


オカルト作品なのに、法廷が舞台ということでイマイチかなと
いぶかしく思いながら観始めましたが、なかなかどうして!面白かったです。

悪魔祓いを行って死なせた神父は果たして、過失致死の罪を負うのか。
その鍵を握るのは、「エミリーは本当に悪霊に獲り付かれていたのか」という証拠があるかどうか。
精神障害を患っておりその薬をやめさせたことで死んだとする検察側と、薬を飲んでいた為に悪魔祓いが失敗したのだとする弁護側。
攻防戦が繰り広げられます。

神父や証言者の話の中でエミリーの姿が再現される形なのですが、
エミリーの再現部分はオカルト・ホラー、
その他は法廷サスペンスと、2つの異なるジャンルがひとつに融合し、
独特の作品に仕上がっています。

目に見えないものを、「存在するのか、しないのか」と
法廷で議論し合うのは難しい問題ですよね。
陪審員が信じるか、信じないかしかないのですから。
しかし、作中でも弁護人が言うように、
「存在するとは断言できない。証明する事も出来ない。
でも、じゃあ存在しないと断言できるのか?」

存在すると断言できないものは、存在しないと断言する事もできないのですよね。

評決は意外なものでした。
この時の陪審員達ってすごい!

エミリーを演じたローラ・リニーの演技は迫真!圧倒されました。
あの悪霊にとりつかれた形相、様子は凄まじく、
彼氏がベッドで目が覚めて起き上がった時に見る、床の上の身体がひんまがったエミリーは怖い(^_^;)ギャーっと叫ばなくても怖いです。
すごい精神力でこの役をこなしたのだなと思いました。

怖いホラーを期待して観ると期待はずれになるのかもしれませんが、とりつかれた者が、傍目には精神疾患として片付けられてしまうことの現実としての怖さがこの作品の一番言いたい点なのかもしれません。
実話に基づいた作品と言う事で、その現実的な部分を鋭く突き付けられた感じがします。

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公式サイト  http://www.sonypictures.jp/movies/theexorcismofemilyrose/site/

テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

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「ALWAYS 三丁目の夕日」
あらすじはこちらで⇒ALWAYS 三丁目の夕日 - goo 映画


昭和30年代・・まだ戦後から景気を回復しきれてはいないものの、みんながとても生き生きと生活していた時代。
東京タワーがその復興を象徴するように建築され、活気を取り戻し初めていた頃でした。

この作品は当時の街並みや暮らし振りを見事に再現しただけでなく、
人々の頑張ろうと自分を励ましながら生きている・・そんな群像の点からも見事に描いてくれています。

「しがない町工場に集団就職して来た娘と工場の家族」。
「売れない作家兼駄菓子屋の主人のもとに転がり込んでくる少年と、飲み屋を経営する元ダンサー」
この2つの人間関係がおおむねの主軸となっています。
このそれぞれの人間模様の中に、当時の社会情勢や、家庭事情がうまく盛り込まれていました。

最後の方にはいくつかの別れの形が描かれているのですが、
それは哀しいだけの別れではなく、その先に希望と未来を感じさせてくれます。
かならずヒロミも帰ってくるだろうと・・・。

一平演じる小清水一輝くんと、淳之介演じる須賀健太くんがとってもいい!
2人の子役が果たした役割はこの作品の多くを占めていると言えると思います。

優しい涙を流せる・・

さすが日本映画の各賞を総なめしただけあって笑いも泣かせどころもとても軽やかで観終わった後にホンワカにもなり、元気にもなり・・よき時代を懐かしむだけの作品になっていない点が好印象でした。

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BUMP OF CHICKEN 「人形劇ギルド」
この作品を「映画観賞」のジャンルとして感想を書いてもいいものかと
思いつつ、あんまり素敵な作品なので紹介したいです。

本編はわずか20分足らずの人形劇。ストップモーションアニメです。
BUMP OF CHICKENの4枚目のアルバム「ユグドラシル」に収録されている「ギルド」をモチーフに作られています。
クレイアニメを手がけたのは「彩工房」。
短いストーリーなのですが優しさに満ちていて
泣けて泣けて涙がボロボロでした。

炭鉱夫で気難しい父マンナズと、娘ベルカナ。
母はベルカナが物心つく前に病死しており、貧しいながらもふたりで慎ましく幸せにくらしています。
「いつまでも一緒だ」と信じていた二人でした。―――

ストーリーに触れるのはここまでにしておきましょう。

原作、脚本はボーカルの藤原基央氏が手がけています。

これはあくまでも“BUMP OF CHICKEN”の音楽としてのリリースではあります。
それでもBUMP OF CHICKENの曲が好きだから・・とこの作品を観るのもいいし、
人形劇を観てみたいから・・とこの作品を観てBUMP OF CHICKENの音楽感を知るのもその順番は問われない、どちらから入ったとしても音楽も人形劇の完成度も満足できる質であることに違いは無いです。

炭鉱夫の島、いつも響き渡る炭鉱の音すらも音楽になっています。
目で追って行くセリフに音楽が邪魔になっていません。
セリフを声に頼らず、無声にしたことの潔さが返って自分の心の中で
感情表現を豊かにさせる効果を生み、強く胸に響かせていると思います。

流れる「ギルド」のモチーフから生まれているとは言え、
父マンナズの心の声を押し出すような歌詞に胸を打たれるし、
この作品の主軸になっている事には間違いはありません。

音楽のジャンルの中だけで話題になるのはあまりにも勿体無い作品ですので「映像作品」としても是非抑えておきたい作品だと強くおススメします。

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テーマ:BUMP OF CHICKEN - ジャンル:音楽

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