ai~ずRoom
映画の鑑賞とトールペインティングの作品の記録。 そしてささやかな日常日記。
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    特にサスペンス、ホラーが好みですが、社会派、戦争物、感動物、ジャンルは問いません。
    旧作、新作に関わらずいい作品と出逢いたくアンテナ張っています。
    お気に入りの一本、是非是非教えてください。

    映画の話で盛り上がりましょう~♪


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「出口のない海」
あらすじはこちら⇒出口のない海 - goo 映画


「半落ち」の作者横山秀夫氏の同名著書の映画化です。
「半落ち」で監督を務めた佐々部清が再び横山氏の作品を手がけ、
山田洋二氏、そして映画「赤い橋の下のぬるい水」の脚本を手がけた冨川元文氏の2人が脚本に加わっている事でも注目される作品でしょう。

甲子園の優勝投手並木(市川海老蔵)を始め4人のごく普通の青年が自ら海軍に志願をし、人間魚雷「回天」に乗り込んでいく・・・。
決死の姿を描いた作品です。

1945年、日米の開戦で多くの青年達が、当たり前に生きる事を阻まれ戦争の真っ只中へと散っていきました。
あたしたちの今の平和がそう言う人達の犠牲の元に成り立っているのだと改めて考えさせられました。

「出口のない海」とは、人間魚雷の中を指しているのですね。
一度乗り込んで発進したらもう二度と戻ってくることはありません。
乗り込んだら最後、出口は無いのです。

並木はこの魚雷に2度までも乗り込み出撃に失敗します。
英雄の名を刻んで華と散ろうと覚悟をして2度も死の覚悟をし、
出撃出来なかった時の気持ちはあまりに並木にとっては残酷なもので、
2度までも生死の狭間を行き来させられた苦しさは耐えがたいものがあったに違いありません。
この作品の一番言いたい所は、もしかしたらこの出撃したくても
出来なかった並木の想いにあった気もするのです。
ただそんな風に気持ちを汲み取ったものの、
小説とは違い、映像表現としてそれがはっきりと表現されていたわけでは無いので
あたしのこの感じ方が果たして正しいのかはわかりません。

映画全体としては小説的な(というと変ないい方になりますが)展開で、映画は原作をうまく表現しているのだろうとは思うものの、
感動のツボが甘く、涙を流すほどの想いにはなれませんでした。
海老蔵に歌舞伎役者としての華はあっても俳優として見ると
まだちょっと気負いがあってその華を感じられないんですよね。
それも感動まで至れなかったひとつの要因かもしれません。

もうちょっと盛り上がりのメリハリが欲しいところでした。

20060831170106.jpg


公式サイト  http://www.deguchi-movie.jp/
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「イノセント・ボイス-12歳の戦場」
あらすじはこちらで⇒イノセント・ボイス-12歳の戦場- - goo 映画


今でも世界で30万人の子供達が強制的に兵役につかされているといいます。
平和な世に暮らす自分達にとってこのかけ離れた状況を、真実の出来事と受け止める事はとても難しいです。

チャバが政府軍に今にも打ち殺されそうになった時に、
ゲリラの助けが入り間一髪逃げ出します。
打ち合いの中しげみに隠れ死んだ兵士の銃を掴み、そばにいる兵士を打とうと構える・・・相手はチャバに気付かずにふと汗をぬぐう為にヘルメットをはずすと・・
その兵士も自分と対して変わらない歳の少年だったのでした。

このシーンは作品の中で一番強烈にあたしの中に残りました。
目の前の現実の恐ろしさよりも、敵も少年だったと言う事の驚愕がそこにはあります。
自分がゲリラに入っていたら、今の状況のように少年同士が殺しあう事にもなるのです。

そしてチャバの友達のアントニオがいち早く政府軍に兵として捕らわれ、兵士の姿でチャバ達幼馴染の前に姿を現した時・・。
彼は「かっこいいだろう。この格好が女の子にモテるんだぜ。」
「お前達は意気地なし野郎だ」と、
今の自分を自慢するシーン。
ここも作品の中で重要なシーンだと思います。
銃を持ち、権力を持った少年の心の変異。
戦争を憎み、恐怖に震えていた少年が兵隊の姿になった途端に自分は強い、偉いのだと錯覚する。
子ども達にそんな間違った考えを持たせてしまう戦争の罪に感じ入ります。

チャバと家族の目線で描かれた戦争映画で、
むごく、哀しく、痛む作品です。

けれどその中で生き抜く強さを感じれた事に観ていて救われました。

innocentvoices.jpg




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