ai~ずRoom
映画の鑑賞とトールペインティングの作品の記録。 そしてささやかな日常日記。
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  • 映画大好き♪
    特にサスペンス、ホラーが好みですが、社会派、戦争物、感動物、ジャンルは問いません。
    旧作、新作に関わらずいい作品と出逢いたくアンテナ張っています。
    お気に入りの一本、是非是非教えてください。

    映画の話で盛り上がりましょう~♪


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「セイビング・ジェシカ・リンチ」
あらすじ…2003年3月23日、イラク南部の都市ナシリヤに向かった507整備補給中隊は、進行ルートを間違えてイラク市街地へと入ってしまう。そこでイラク人武装兵の待ち伏せ攻撃を受け激しい戦闘の末壊滅。生き残った数名も捕虜として拘束された。19歳の女性兵士ジェシカ・リンチ上等兵は深い傷を負い病院にて治療を受けながらも尋問をうけるのだった。司令部が捜捕虜の居場所を特定しかねて行方不明としている頃、イラク人弁護士のムハンマドは、病院で尋問を受けているジェシカを目撃。戦争に批判的だったムハンマドは、米司令部に通報する。米軍司令部はすぐさまジャシカ救出作戦を試みるのだった。

実話に基づく映画なので、そこにドラマチックな要素を求めてはいけないのかもしれませんが、それにしても何も無さ過ぎと思えました。捕まってから救出されるまでに、緊迫感を感じるものが無く、あっさりとジェシカを救出したように映ってしまいます。
きっと何か起こるだろう・・という期待虚しく1時間半が過ぎてしまいました。

それは捕虜になったジェシカから観たイラク戦争が描かれるわけでもなく、ムハンマドの目から観たイラク戦争が描かれるわけでもなく中途半端だからでしょう。誰かに感情移入しようにもそれぞれの立場の奥が見えてこないから戦争の問題意識さえも感じさせません。

ムハンマドとその家族にもっと焦点をあて、イラク人でありながら米軍のスパイにまでなった感情と苦悩を描きいれたなら、もう少し感じるものがあったように思います。

皮肉なことに女性米軍兵士がイラク兵捕虜を物の様に扱い、裸の捕虜を山と積んだ後ろで嬉しそうに笑う写真が公表されました。
この1人の女性兵士を救出したという美談がなんだか虚しくさえ感じてしまいます。

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「ミーン・マシーン」
あらすじ…元イングランドサッカー代表チームのカリスマプレイヤーであるダニー(ヴィニー・ジョーンズ)。彼は、現役時代に国際マッチで八百長をし、サッカー界から追放され、堕落した生活を送っていた。ある日、飲酒運転と警官に暴力を振るい3年の刑でロングマーシュ刑務所へ収容される。その所長は、刑務所にある自分のサッカーチーム強化のため、ダニーにコーチをさせようとする。しかし看守長のバートンの策略で、一度は断るが、看守チーム対囚人チームの試合を提案。かくしてダニーは、殺人、強盗、恐喝、爆弾魔という、ありとあらゆる極悪非道の犯罪者チームのキャプテンとして、看守チームに挑む。

16歳でプロになったダニーはファンが自分に託す夢も忘れ、現役時代に借金のため八百長試合をします。
そして看守チームとの試合中、所長の陰謀で、「勝ったら爆破事件の共犯者として23年間の刑期にするぞ」と脅され、再び八百長試合をするか否かの岐路に立たされるのでした。
この映画の主題はこれでしょう。

結果は見えますが、わかっていても最後のダニーの選択には胸がすきます。

シリアスな様で、クセ者揃いの囚人たちがサッカーを覚えていくシーンは「頑張れベアーズ」?って思ってしまうほど笑ってしまいます。審判に見つからなければあの手この手で反則三昧。
スポーツマンシップは何処へやら。
ゴールキーパーのモンク(ジェーソン・ステーサム)たるや、次回は「ハンニバル」の続編でレクター博士役はどう?なんて思ってしまうくらいのワルぶりでいいキャラしてます。
似合うと思うんですよね、とっても。

最後、正義感に燃えて、所長に反旗をひるがえしたダニー。
かっこよく決めていたけど、これが実際だったらやっぱり所長の権力には抗えず、23年のあらぬ刑期を背負わされてしまってるでしょうね。あのままで済むわけがないなんて思ってしまうのは意地悪でしょうか。

舞台設定の割には爽やかに観れるスポーツ映画です。

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公式サイト  http://www.uipjapan.com/meanmachine/intro/index.htm

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「ザ・リング2」
あらすじ…以前のおぞましい記憶から逃れるべく、田舎町へと引っ越してきたレイチェル(ナオミ・ワッツ)とエイダン(デヴィット・ドーフマン)の母子。レイチェルはそこで地元紙の記者の職に就き、新たな生活をスタートさせる。穏やかに生活が戻ったように思えたのだが、その町で怪死事件が起こる。死因は不明ながら、犠牲者の10代の少年は、顔を異様にゆがめて死んでいたという。再びあの“ビデオテープ”の恐怖が蘇るレイチェル。問題のテープを焼き安心したのも束の間、エイダンの体温が異常に低くなり危険な状態に陥る。

前作が日本版と全く同じとも言えるリメイクだったのに対し、完全オリジナルストーリーの今作品。

怖さだけを求めているわけではないのだけれど、恐怖シーンが少ないので視覚的怖さがまずホラーファンとしては物足りません。
一番ハラハラさせようとした(?)レイチェルが井戸から這い出し、それを追ってくるサマラのシーン。あれなどはあんな作り物っぽい動きの映像にする必要はないのです。
まるでクモのようにいびつな動きをしながら這い上がってくるサマラは変です。
サマラは決して「化け物」と化したわけではないのだから、普通に「人間らしく」這い上がって来た方がずっとゾッとする筈。

ではストーリー的にはどうでしょう・・。
エイダンを助けようとしたのに逆に「虐待」の疑いを掛けられてしまうレイチェル。そこで話しが膨らんでくれば深みが増しただろうに、エイダンが病院を抜け出して来ただけでもうその件はおしまい?・・といぶかしく思ってしまうほど中途半端に終わらせてしまってはもったいないです。

要は「親子愛」を前面に持ってきたかったのだろうけど、上滑りしてるのはサマラの母親との心理的描写が描ききれていないのと、レイチェルが中途半端にサマラに同情してるからです。
サマラは母親を求めていました。それを理解したかにみえたレイチェルナなのに、魂を救わず、正反対に突き放しておとしめてしまってる・・・。

だから『さあ、息子との親子愛を見て』と主食を目の前に差し出されても、味付けがなんなのかわからないのです。

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公式サイト  http://www.thering2.jp/
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「バック」と「ベルト」
色は違って見えますが、ベルトの色とバックの描いてある部分の色は同じです。お揃いで描いてみました。バックの素材で¥3500したので失敗できないと思っていたんですが皮は滑るので描きやすかったです。


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「アウト・オブ・タイム」
あらすじ…ボスニア紛争を最後に退役した元陸軍特殊部隊隊員のディーン(ウェズリー・スナイプス)。戦友スコットの死が未だに彼を苦しめており、スコットの妹で恋人のエイミー(ジャクリーン・オブラドース)にも兄の死の真相を告げられずにいた。ある夜、レストランでエイミーを待っていたディーンは、FBI捜査官に間違えられ“XE”という強力な幻覚剤を打たれてしまう。それは、すべての感覚を覚醒させる一方で、8時間後に死を招く副作用を持つ薬物だった
不運な人間違いから薬物転売組織から追われるようになる男の物語です。
人を暗示に掛けて意のままにできるという“XE”。FBI(CIA?)が自白に使っていたという未開発薬物を、元局員のサリバンが金儲けのために奪い、取り返そうとするFBIとの間に巻き込まれます。

戦時中の恐ろしい体験が“XE”によってフラッシュバックし、現実の中にいるかのように逃げる下りは楽しめました。
けれど、もともとのサリバン一味がディーンをFBI捜査官と間違える間抜けさはどんなものでしょう・・。もっとしっかり確認しないんでしょうか。
FBIにどこまで漏れているのかを知るために執拗にディーンを追うことにも疑問ですね。だったら取引場所を変更するとかすればいい事なのに。
その点がどうしても観ていて引っかかってしまうためストーリー展開に気持ちが乗りませんでした。

そして刻々と流れていく時間の経過がはっきりしないため、8時間の生死の猶予という切迫感が伝わってきません。ドラマ「24」のように時間を表示してとは言わないまでも、
解毒剤を打つまでのタイムリミットがあと何時間、あと何分とわかればもっとドキドキ感もあったと思います。

要は「薬物は怖いぞ!」と言うことでしょうかね。

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公式サイト  http://www.action-movie.jp/outoftime/
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「モンスター」
あらすじ…男に身体を売る生活に疲れ果て、自殺する覚悟を固めたアイリーン・ウォーノス(シャーリーズ・セロン)。有り金の5ドルを使い果たそうと飛び込んだバーで、彼女は一人の女性セルビー(クリスティーナ・リッチ)と運命的な出会いを果たす。彼女も又社会から疎外され孤独の中にいた。一緒に暮らすことを提案したアイリーンは資金の工面に再び客を取るのだが、激しい暴行を受け殺される寸前に陥りとっさに男を射殺してしまうのだった。

全米が震撼した「モンスター」と呼ばれたアメリカ犯罪史上初の女性連続殺人犯で12年の服役後死刑執行となった女性の真実に迫る衝撃のサスペンス・ドラマ。

好きな女優のシャーリーズの変貌を見たいとレンタルリリースを待っていた作品です。
冒頭。「これが彼女?ウワッひどい!」世界の美女20(だったかな)に入る位の美女のシャーリーズ・セロンとは思えない
と・・映画の始めはそっちばかりが気になって、元の顔を思い出そうとしていました。
けれど、次第に「シャーリーズ・セロン」じゃなくて「アイリーン」にしか見えなくなりました。
素晴らしい演技。
「自分をかなぐり捨てて・・」とかよく評論されていたけれど、そうじゃない。女優だからこそアイリーンのような役をやりたかったんだと思います。

人を信じれなくなった女が愛に出逢い、なんとしても二人の生活を守ろうとします。それは裏切られ続けてきた者が最後にすがった愛だったんだと思います。
けれどアイビーの生き方は幼すぎました。アイリーンに依存的なだけのアイビーは自分の身の可愛さが先に立つ少女でした。

<レイプ魔><小児愛者>・・「相手が悪いんだから」と思うことで殺人を正当化していくアイリーンの姿は恐ろしいよりも痛々しいです。アイリーンをモンスターに仕立て上げたのは「愛」だったのか「社会」だったのか・・ひどく考えさせられる内容でした。

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公式サイト  http://www.gaga.ne.jp/monster/
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「ルビー&カンタン」
あらすじ…ギャングに恋人を殺され、ギャングの一味が襲った現金輸送車の金を奪ったルビー(ジャン・レノ)は、刑務所に入って以来、一言も口をきかない。それはルビーがギャングのボスに復讐を果たすべく脱獄するための策略だった。警備の甘い精神科病棟へ移り、脱獄計画を進めるルビーだったが、そこに怪力で揉め事ばかり起こしているカンタン(ジェラール・ドパルデュー)がルビーを運命の親友だと思い込み移ってきてしまう。結局一緒に脱獄することになる2人。警察やギャングの追手が迫る中、おかしな逃亡劇が始まる。

クールな悪党のルビーに、単にアホなカンタンのくっつきぶりが笑わせます。
カンタンの存在を疎ましく思うのに結局カンタンの力で警察やギャング達から助けられることになります。
カンタンの底抜けに能天気な発言や行動が、気の利いたエッセンスになっていて妙に好感を持ってしまいました。
純粋に友を求める姿は憎めません。

フランス映画にこうしたコメディーは意外によく似合うし、ドタバタ劇の笑いだけじゃない温かみを持たせてくれて、観た後ににっこり微笑んでしまう。そんな作品です。
硬派イメージのジャン・レノ(いや・・作品の中では硬派な役柄ではありますが)がこんなコメディー作品に出演してくれることが嬉しいですね。
肩の力を抜いて観れる痛快コメディーです。

この作品は無料パソコンテレビサイトの「GyaO(ギャオ)」で視聴しました。
このサイト、思いがけない映画作品に当たったりするので時々覗いてみるのもいいですよ。ちなみに6月17日(金)までweekly作品で観れるもう1本は「コンフィデンス」でした。(このブログで取り上げています)
(ギャオhttp://www.gyao.jp/sityou/catetop/genre_id/gen0000001/)

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参考サイト http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=4539



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「THE JUON/呪怨」
あらすじ…東京の国際大学で福祉を学ぶ留学生のカレンは、ある日授業の一環で米国人一家の介護を手伝うことに。息子のビジネスマンのマシューが日本で仕事をするため新たに借りた郊外の一軒家で、妻のジェニファーと3人で暮らしているのだが、母親エマは軽度の痴呆を抱えている。以前担当していたヨーコが2日前から連絡が取れない。カレンは一人訪問し応答の無い家に入るとそこは散らかり放題で、エマが倒れているのだった。そして異様なものを目撃する。そこは3年前に事件があった曰くの家だったと知り・・・

日本のオリジナル「呪怨 劇場版」のリメイクです。

殆ど設定は同じなので目新しさは無いですね。
知ってる分怖くなかったし。
日本独特の陰湿な背景に外人が絡むのはやっぱり違和感がぬぐえません。
「呪怨」の背景はとても複雑で謎が多いですから、一から作り直すのは難しかったのかもしれませんが。

剛雄による伽耶子殺害シーンをカレンがフラッシュバックで目の当たりにする下りは佐伯家の真実に迫ると言う意味で大切なシーンなのですが、映画からはあくまで剛雄が伽耶子の日記を読んだことで単純に嫉妬に狂ったとしかとれないのですが、
実際(ノベルズ)には俊雄が自分の子では無いのではと疑惑を募らせたことからの嫉妬です。
だから俊雄に対しても虐待を繰り返し、殺害しようとするのです。
そこらへんを描かなかったので日本版と同じ薄い物になってしまったと感じます。

「呪怨 劇場版」よりもオリジナルビデオの「呪怨」の方が難解にしても好きです。

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公式サイト  http://www.thejuon.com/flash.html
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「10億分の1の男」
あらすじ…フェデリコ(ユウセビオ・ポンセラ)は触れた相手から「運」や「ツキ」を奪うことができる特殊能力者。彼は、カジノを経営するサム(マックス・フォン・シドー)のもとで働いていたがある日黙ってサムのもとを離れようとする。そのため別れの抱擁によってサムに特殊能力を奪いさられてしまう。
7年後フェデリコは、飛行機事故で唯一生き残った男トマス(レオナルド・スバラグリア)をあるゲームへと引き入れるのだった。


あるゲームとは参加して勝ち残れば、自由と大金が手に入るというもの。ただし現金は掛けません。
ルールは単純。まず参加者たちは、それぞれ賭けるモノの写真を用意する。そして運の強さを競い合い、負けた場合それらの賭けたモノは勝った者によって没収されるのである。ゲームの参加資格は、「強運の持ち主である」ことだけ。そして勝ち抜いたものが30年負け知らずのサムとロシアン・ルーレットで対戦するのです。

「運を奪い合う」というサスペンスとしては少し抽象的過ぎる感じもありますが、ゲームに勝ち抜いていく事で「真の強運の持ち主」を探っていく着想は面白い物があります。

「飛行機事故でただ一人生き残った男」「自動車事故で生き残った女刑事」「現役時代一度も怪我をしなかった闘牛士」と人物設定がきちんとできているのに、その背景をいかしきれなかったのはもったい気もします。
人間をポラロイドに撮って賭けていましたが、負けた側がその人物を没収する・・つまり殺すと言う事?
この点と最後に生き残った時、彼は何を得たのだろうというのが疑問として残りました。

スペイン映画界の権威あるゴヤ賞最優秀新人監督賞を受賞している作品ですし、ハリウッドでのリメイクも決まったとの事。
オリジナルとして観ておきたいところです。
派手さは無いものの、最後まで先の読めない展開です。

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公式サイト  http://www.herald.co.jp/official/intacto/index.shtml
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「21g」
あらすじ…優しい夫と2人の娘に囲まれ、幸せな生活を送るクリスティーナ(ナオミ・ワッツ)。妻と心臓移植の順番を待つポール(ショーン・ペン)。前科を持ちながらも神を信じて家族とまっすぐに生きようとするジャック(べ二チオ・デル・トロ)。この3組の家族が、ジャックが引き起こした交通事故で運命の出会いをする。

ジャックは自分の誕生パーティーの日クリスティーナの夫と2人の娘を車ではね死亡させてしまう。。病院に運ばれた彼女の夫の心臓はポールに移植される。
時が流れ、元気を取り戻したポールは、ドナーが誰だったかを突き止め、その妻であるクリスティーナの姿を見守る。クリスティーナに惹かれていくポール。そしてクリスティーナもポールの優しさに心惹かれていくのだった。その頃、警察に出頭していたジャックは証拠不十分で釈放されていた。そのことを知ったクリスティーナはポールに懇願する。“お願い。犯人を殺して”と……。


表題の妙と言うか、ストーリーとタイトルを重ね合わせて初めて監督が語りたかったことが見えてきます。

<21グラム>人が死ぬ時に誰しもその分体重が減るのだそうです。魂の分だと言う人もいます。
なぜこの作品のポイントである「心臓の重さ」でなくこの21グラムだったのか。
<生命を断つ時に失われるその軽さの中になんと重い人生が詰め込まれているのだろうか>そう言いたかったのでしょうか。そして、<全ての人の中には背負っている重い人生があるけれど、解放されようとも21グラムしか軽くなることは出来ない>・・そんなことも言いたかったのではないかと思います。

加害者と被害者の妻、被害者の心臓を移植された男。3人がそれぞれの違う苦しみを抱え、それでも「人生は続くのだ」と悟った時の3人の絶望感が、悶絶するように迫ってきます。

被害者側の一方的な悲哀を綴ったのではなく、加害者としての苦しみも綿密に描かれ、3人の誰かに感情移入するのではなく、審判を下すのでもなく、3人の人生を傍観するからこそ深く重い。
そんな作品です。

前半断片的展開で途中戸惑いもありますが、ラストまで観た時にみごとに一本の線になる・・撮影手法が作り出したサスペンスが絶妙です。

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公式サイト  http://www.21grams.jp/
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「殺人の追憶」
あらすじ…1986年、ソウル南部の農村で手足を縛られた若い女性の無惨な変死体が発見され、また数日後にも同様の手口で2人目の犠牲者が出た。地元の刑事パク(ソン・ガンホ)ら捜査班が出動。ソウル市警から派遣されたソ刑事(キム・サンギョン)も加わり懸命な捜査が続けられるがあざ笑うように連続殺人は続く。焦る捜査班の誤認逮捕が度重なり、捜査も行き詰まってしまう。そんな中、ついに一人の有力な容疑者が浮上してくる。犯人だと確信するも決定的証拠が無く、唯一残されたわずかな精液のDNA鑑定に全てをかけるのだった。

<1986~1991の6年間にある農村で10人の女性が惨殺された。3000人の容疑者が取調べを受け、動員された警官の数は30万人>
実際に起きた未解決事件を元に作られたサスペンスです。

事件の手口は残忍であり、その事件性が注目される所なのですが、一番迫ってくるのは翻弄される刑事達の焦りの感情の変化でした。
体当たり的な地元刑事パクと優秀な頭脳型の都市型刑事ソ。
前半は無鉄砲なパクを冷ややかに押さえ、冷静な判断を見せ付けるソなのですが、後半ソが徐々に追い詰められて冷静さを欠いて来ます。「自白するまで半殺しにしてやる」・・・と。そして徐々に彼の中の張り詰めていたものが壊れていくのです。

この作品の完成度を思う時、この刑事達のリアルな感情表現が全てだと思えてきます。切羽詰った生身の人間のもろさを浮き彫りにしています。

韓国映画に、こんな傑作サスペンスがあったとは。
恋愛系「韓流ブーム」の陰に、ちゃんと地に足のついた作品があるのですね。

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公式サイト  http://www.cqn.co.jp/mom/
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「9000マイルの約束」
あらすじ…第2次大戦後、戦犯として強制収容所へと送還される事となったドイツ兵士クレメンス・フォレル(ベルンハルト・ベターマン)。シベリアの最果ての極寒の地の収容所、そこは鉄条網も監視塔もないが脱出はは不可能と言われる捕虜収容所だった。「必ず帰る―」愛する家族との別れの際にかわした約束を果たすため、脱出を試みるが失敗。しかし医師の力を得て2度目の脱出を成功させる。
彼を追うソ連軍カメリアフ中尉の執拗な追跡に怯えながら、クレメンスは愛する家族のいる祖国ドイツを目指し9000マイルを3年の歳月を掛けて歩くのだった。


実話に基づくベストセラーの映画化です。
9000マイル・・・14,208キロですね。
この距離がどのくらいかと言うのは公式サイトを観てください。
とにかくものすごい距離です。

ロシアの収容所を脱出した時点で周りはただただ雪と氷の海、コンパスを持っていても方向がわからなくなるし、飢えに侵され幻覚にも襲われます。そして「木」を見つけた時叫ぶのでした。「生きている木だ!」と。
そう、それは生きるものさえ無い地から生命のある地へ間違い無く向かっているという証だったのです。

極寒のシベリアの地という自然の「脅威」が観る者に迫ってきます。例え収容所から逃れても自然からは逃れられないんだぞと言わんばかりに。

国境越えのソ連とイランを繋ぐ橋の上で、執拗にクレメンスを追い続けていたカメリアフ中尉と出逢うシーンが好きです。
最後の最後で・・とハラハラさせられました。

2時間40分、実話の重みを感じる大作で、家族愛にも感動できるのですが、脱走後クレメンスを助けてくれる人がやけに多いと言うのだけが少しだけ腑に落ちなくも無かったのです。

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公式サイト  http://www.alcine-terran.com/main/asfaras.htm

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「ミニミニ大作戦」
あらすじ…計画の天才的な強盗チャーリー(マーク・ウォールバーグ)は、ヴェニスの金庫に眠る50億の金塊を仲間と共に盗み出した。ところが、仲間のひとり、スティーブ(エドワード・ノートン)の裏切りにより金塊は奪われ、父のように慕っていたジョンが殺されてしまう。1年後、スティーブがロスにいることを突き止めたチャーリーは、以前の仲間とジョンの娘・ステラ(シャーリーズ・セロン)をメンバーに引き入れ、金塊奪還に乗り出す。


カーアクションが好きなのでずっと気にはなっていた作品なのだけれど題名がどうもピンと来なくて見過ごしていた作品でしたが、なかなかの痛快アクションものでした。

爆破のプロ、ITのプロ、ドライビングのプロ、そして金庫破りのプロなど、プロを揃えて一大作戦をもくろむあたりは「オーシャンズ11」ばり。
カーアクションは「60セカンド」ばりと、それぞれのいいとこ取りをしてるいるなという印象。
もう一つの主人公的存在のミニ・クーパーがかっこいい。
大きい車がウワンウワンと唸るカーチェイスものも爽快なのだけど、狭い道をしなやかに走り回るミニ・クーパーもいいです。
CGを使わずヴェニスの水郷をモーターボードでチェイスしたり、街中を走り回って撮影したというのだから驚きです。よく撮影を許可したものです。

「奪われた物を奪い返せ」という単純明快なストーリーで、車好きならずともお勧めしたい娯楽作品です。

追記ながらシャーリーズ・セロンはやっぱり美人ですね。

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「ユージュアル・サスペクツ」
あらすじ…ある夜、カリフォルニアのサン・ペドロ埠頭で船が大爆発。コカイン取引現場からブツを奪おうとした一味と組織の争いが原因らしい。27人が死亡、9100万ドルが消えた。生き残ったのは2人。しかも1人は重傷で、関税特別捜査官のクイヤン(チャズ・パルミンテリ)はただ1人無傷で生き残った男、ロジャー・“ヴァーバル"・キント(ケヴィン・スペイシー)を尋問する。
6週間前に遡り、襲撃強盗の容疑で逮捕された5人が釈放された後結束。伝説的なギャング、カイザー・ソゼの右腕と名乗る謎の英国人コバヤシからソゼの商売敵であるアルゼンチン・ギャングの大量のコカイン取引を船と積み荷を破壊して阻止せよと言われる。ソゼに借りのある5人は命と9100万ドルを代価として仕事を引き受けるのだった。


とてもストーリーの要約が難しいです。
最後のサン・ペドロ埠頭事件までの過程が「偶発的展開」のようにしか思えないのに、全てが緻密に計算しつくされた計画だったのだと知り、真の首謀者が誰なのかとわかったとき「してやられた!」と思う、脱力感とも解放感とも言える感覚が圧巻です。
10年前の作品とは思えないような新鮮なストーリーです。

ガブリエル・バーン、ベニチオ・デル・トロ、ケビン・スペイシーと異色な顔合わせで、それだけでも興味を引きます。
特にケビン・スペイシーの抑えた演技は目を引き、彼らしい抑えた演技が何とも光っています。

ギャング同士の駆け引きに個々の人間の駆け引きが絡む・・・パズルピースを埋めて出来上がった完成品をじっくり堪能したい作品です。

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「箱根ラリック美術館」
「第2回トールペインティング教室お出掛けツアー IN 箱根」

ロマンスカー新宿発8:30「はこね7号」に乗って出発。
9:00に町田駅から2人のメンバーが乗り込みました。
(乗車賃 新宿から片道2020円

箱根湯本駅に9時55分着
箱根登山バス4番から「仙石案内所前」を目指します(約30分 730円

 *片道730円ですが「フリーパス」が1300円だったので登山バス案内所にてフリーパス券を購入

バス停すぐです。

外観はこざっぱりとして目を引く感じではありませんでしたが
一歩はいると緑と涼やかな風が吹き抜ける気持ちのいい空間。

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オリエント急行の車両をティーラウンジにした「LE TRAIN(ル・トラン)」は完全予約制なのでまずここに予約を入れることに。
11時に受付をして空いていたのは2:00の回のみ。
自分たちにとってベストタイムだったのでラッキーでした。

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昼食は一度外に出て、再入場(当日チケットを見せればフリー)しました。

アール・ヌーヴォー、アール・デコの美術様式を橋渡ししたとされるラリックは宝飾作家として活躍した後香水を手がけるガラス工芸家へと転身して行きます。
斬新なデザインがすぐ話題を集めたのは想像にかたくないです。

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この車の先端に下の写真のトンボのガラス細工がエンブレムのように付いています。
暗い中を走ると光でトンボが宙を飛んでいるように幻想的なんだそうです。

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帰りはバスが渋滞で倍以上掛かりました。
車、バスの場合は余裕を持って出る方がいいですよ。

参考サイト  http://www.lalique-museum.com/

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「いま会いにゆきます」
あらすじ…一年前に妻の澪(竹内結子)巧(中村獅童)は小学一年生の佑司(武井証)と二人で暮らしていた。佑司は雨の季節になったらママは必ず戻ってくると、母・澪が残した言葉を固く信じていた。父も有り得ないことだとわかっていながら梅雨の季節を心に気に掛けているのだった。そして、梅雨に入ると、本当に澪が姿を現す。しかし彼女は一切の記憶を失っており家族のことはおろか、自分が死んでしまったという事実も知らない。その日から3人の新しい生活が始まる。しかし幸せな時間も梅雨明けと共に消えることを父子は知っているのだった。


招待映画で観てきました。6月10日にはDVDがリリースされることは知っていましたが、スクリーンで観れる機会があるのなら断然スクリーン派なので。
今をときめく獅童・竹内コンビのせいか会場は満員でした。

死んだものが愛する人の前に現れてそして消えていく運命という観点では、同じく竹内結子主演の「黄泉がえり」を思いださせるのですが、この作品は澪が消えてしまった後からがいいです。
消えていくまでは巧の視線で描かれているのが、澪が消えた後を境にして日記形式で澪の視線で綴られています。
その日記の中に隠された真実、そのエピソードが新しい感覚でした。

ひまわり畑で澪が巧と再会するシーン。
なぜ急に澪が積極的になったんだろう・・と観ていて違和感があったのですが、その疑問が澪の視線から描かれることによって明らかになる・・「そうだったんだ・・」とうちょっとした謎解きが気持ち良かったです。

今話題の二人なだけにキスシーンや抱き合うシーンは妙に生なましく現実の二人と重ね合わせて観てしまったのですが、「愛する人のそばにいるだけで幸せ」という感情にとても気持ち良く浸れる作品でした。

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公式サイト  http://www.ima-ai.com/index.html
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